城東区は大阪城の東に位置し、大阪市を構成する24行政区のうちの一つです。2021年5月には日本の政令指定都市の行政区の中では人口密度が全国2位になりました。ここ数年、人口は減少に転じていますが、飲食店等が増加し、衣食住バランスの良い住みやすい街となっています。

鉄道はJR、京阪、地下鉄の18の駅があり他府県へのアクセスも抜群です。2006年に地下鉄今里筋線が開通し、大阪市東部を南北に行き来できるようになりました。大阪市の中心部へのアクセスも大変良く、「ミナミ」と呼ばれる大阪市中央区の難波・心斎橋・道頓堀・千日前を中心とした繁華街・歓楽街へは地下鉄の長堀鶴見緑地線で乗り換えなくアクセスできます。しかも、JRおおさか東線が2019年に新大阪駅、2023年に大阪駅へと繋がったことで、新幹線への乗り換えも、「キタ」と呼ばれる大阪市北区の梅田を中心とした繁華街・歓楽街へのアクセスもスムーズにできるようになりました。大阪市営バスや近鉄バスも利用でき、通勤や通学にも便利で、全世代が暮らしやすい地域です。

また、区境で大阪城に隣接しているため、歴史を身近に感じたい歴史好きさんには魅力あふれる環境です。豊臣秀吉とゆかりが深い「関目神社」や、大坂冬の陣の際には上杉景勝が本陣を置いた「八劔神社」、同じく大坂冬の陣で佐竹義宣の本陣が置かれた「若宮八幡大神宮」等、石碑・石像が各所に建てられていますので、当時に思いを馳せながら散策してみてください。歴史にあまり興味のない方も、「城北川遊歩道」や「楠根川跡緑陰(くすねがわあとりょくいん)歩道」等、散歩やジョギングが楽しめる遊歩道が整備されていますので、心なごむ時間をゆったり満喫できます。

京橋駅周辺はオフィスビルが多く都会的な街並みとなっていますが、蒲生四丁目付近は下町の風情を残しつつ、情緒あふれる街並みとなっています。また、蒲生四丁目付近は町おこしプロジェクトによって、古民家が様々な形でリノベーションされ、近年オシャレな空間に生まれ変わりました。ここ数年で、メディアにも取り上げられることが多くなり「がもよん」の愛称で、フードタウンとして盛り上がりをみせています。レストランや宿泊施設があり、築120年の蔵をリノベーションしたレストランやカフェなど、趣を大切にした街づくりを楽しめます。

そして、昨今、全国的に銭湯が少なくなってきているとはいえ、城東区にはまだまだ数多くの銭湯があります。空前のサウナブームからいろいろな町の銭湯めぐりをする方も多いはず。城東区の銭湯にも足を延ばしてみてください。『いきいき百歳体操』等、城東区役所と協働して、健康づくり事業等に取り組まれている城東区内の銭湯をぜひお楽しみください。